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大川の 野山はみねど 梨の実の
甘きに想う 豊かなる里
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これは、永井博士が大川中学校3年生に送った、お礼状と自筆の押し絵入り色紙である。
昭和25年2月27日、大川中学校3年生の150人が、長崎への修学旅行で最初に訪れた先が永井博士のお見舞いだった。
長崎の原爆投下で、最愛の妻を亡くされ自らも被爆し、子供二人と「如己堂」で暮らしていた永井博士に、郷土の梨「晩三吉」を贈ったのだ。
そして、この短歌は今もなお、梨栽培者にとって貴重な応援歌となっている。
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昭和41年、永井博士は島根県で医師の子として生まれる。
長崎医大を卒業後、放射線医学を学び、昭和19年に医学博士となる。
しかし、翌年8月9日、長崎原爆で妻を亡くし、自らも被爆。
病床に就きながらも医師としての使命感に生きた永井博士は、絵画や書など文芸家の才にも恵まれた異能の天才であった。
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永井博士の書は、今も大川公民館に展示されております。
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